マイベストソング2013

 「今年一番思い出に残っている曲は?マイベストソング2013♪」にトライしてみようと思う。”特別編”ですし、チャンスはつかまないと。

 

 今年は(も)個人的に思い入れのある曲が多い年で、一つを選ぶのが大変難しかったのですが、その中であえて一つというと、たむらぱんさんの『ココ』になります。

 

たむらぱん 『ココ』

ココ

ココ

  

 アマゾンのレビューにもあるように「伸びやかなボーカル、今にも走り出したくなるような疾走感、ゴージャスなストリングス」はもちろんのこと、個人的にはスネアやベースラインなんかが好みで、純粋に「音」として気持ちがいい。

 

  ココが「此処」と「個々」にかけられているように、ダブルミーニングがキーワードになっているようです。

 最初は過去を振り返り、懐かしんでいるかのように聞こえたのだが、リピートして聞くにつれ、晴々とした気持ちで進んでいこうと聞こえるようになってきた。これからはどんなふうに聞こえるんだろう?と楽しみになるオモシロい歌詞だと思う。

 「再生」「終わりと始まり」といった壮大なテーマを感じますが、同時により身近な「またね!」という感じの、温もりと朗らかさが感じられる点も気に入っています。

 

 悩み、立ち止まっていた私にとって、「自分がとらわれていたものにお別れを言って、またいつか笑って思い出す。」そんなことを気付かせ、「この先、遠くまで走れそうな勇気」や、「ゼロから開き広がっていく爽やかさと鼓動」のようなものを感じさせてくれました。

 今ならきちんと笑顔で言えます。「またね!」

  

 

 『ココ』はリンクのカバーアートからわかるように、京騒戯画というアニメのオープニング曲になります。アニメOPでの映像と曲のシンクロも楽しいですよ。